2026ミニバスケットボール競技規則 第40条を解説|5個のファウルを宣せられたプレーヤー

ミニバスルール

ミニバスの試合では、スコアシートにプレーヤーごとの個人ファウルを記録していきます。同じプレーヤーに5個のファウルが記録されると、そのプレーヤーは以後その試合に出場できません。

一般的には「5ファウル退場」と呼ばれることがあります。ただし、これは子どもを責める言葉ではなく、個人ファウル数が上限に達したため、その試合ではプレーできなくなるというルール上の扱いです。

TO初心者にとっては、個人ファウル数の記録、5個目の伝達、交代の確認が大切です。この記事では、2026ミニバスケットボール競技規則 第40条をもとに、5個のファウルを宣せられたプレーヤーの扱いを分かりやすく整理します。

第40条の全体像|個人ファウルが5個になったときのルール

2026ミニバスケットボール競技規則の第40条は、「プレーヤー/ヘッドコーチのファウルの上限と失格・退場」を扱う条文です。この記事では、初心者が迷いやすい内容を次のように整理します。

  • 5個のファウルを宣せられたプレーヤーの扱い
  • プレーヤー兼ヘッドコーチの場合の考え方
  • すでに5個のファウルを宣せられたプレーヤーがさらにファウルを宣せられた場合
  • 個人ファウルとチームファウルの違い
  • TO初心者が5個目をどう伝えるか

初心者向けには、「5個のファウルを宣せられたプレーヤーは、その試合に戻ることができない」「TOは個人ファウル数を正確に記録し、5個目を審判へ伝えることが大切」と理解しておきましょう。

40-1 5個のファウルを宣せられたプレーヤーの扱い

プレーヤーが5個のファウルを宣せられた場合、そのことを審判から伝えられ、速やかにコートから離れなければなりません。以後、そのプレーヤーはその試合に出場できません。

これは、第34条「パーソナルファウル」で扱うような接触によるファウルだけでなく、プレーヤー本人に記録されるテクニカルファウルやアンスポーツマンライクファウルなども関係します。

初心者向けには、「5個たまったら、その試合は交代して戻れない」と説明すると分かりやすいです。ベンチに戻ることはありますが、プレーヤーとして再びコートに入ることはできません。

40-1-1 初心者向け整理|5ファウル退場とは

5ファウル退場は、個人ファウルが5個になったことによる出場不可です。重大な危険行為や著しくスポーツマンらしくない行為によるディスクォリファイングファウルとは意味が違います。

試合中にファウルが重なった結果として起こるものなので、指導者や保護者は「悪いことをした退場」と受け止めすぎず、次に同じファウルを減らすための学びとして扱うとよいです。

40-1-2 プレーヤー兼ヘッドコーチの場合

ミニバス版の第40条では、プレーヤー兼ヘッドコーチがプレーヤーとして5個のファウルを宣せられた場合、プレーヤーとしてはプレーできなくなりますが、ヘッドコーチの役割は継続できると整理されています。

実際の大会で該当する場面は多くないかもしれませんが、「プレーヤーとして出られないこと」と「ヘッドコーチとしての役割」は別に扱われる場合がある、と理解しておきましょう。

5ファウル退場とディスクォリファイングファウルの違い

5ファウル退場とディスクォリファイングファウルの違い
項目5ファウル退場ディスクォリファイングファウル
主な理由個人ファウルが5個になった著しくスポーツマンらしくない行為や重大な危険行為
対象プレーヤープレーヤー、ヘッドコーチ、ベンチ関係者など
扱いその試合に戻れない失格・退場に関わる非常に重い処置
意味ファウル数の上限に達した行為そのものが非常に重い
初心者の覚え方ファウルが5個たまった試合から退く必要がある重大行為

どちらもその後の出場に関係しますが、意味は違います。5ファウル退場は、通常の個人ファウルや一部の特殊なファウルが記録され、合計5個になった場合の扱いです。

個人ファウルに数えられる主なファウル

個人ファウルとしてプレーヤー本人に記録される主なものには、次のようなファウルがあります。

ただし、ヘッドコーチやベンチ関係者に記録されるファウルは、誰に記録されるかを審判の伝達で確認する必要があります。TO初心者は、「誰に」「何のファウルが」宣せられたのかを必ず確認しましょう。

すでに5個のファウルを宣せられたプレーヤーが関係した場合

すでに5個のファウルを宣せられたプレーヤーは、以後プレーヤーとして試合に出場できません。そのため、通常はコート上でプレーすることはありません。

ミニバス版の第40条では、すでに5個のファウルを宣せられているプレーヤーにさらにファウルが宣せられた場合、ヘッドコーチのファウルとしてスコアシートに「B」が記録されると整理されています。

このような場面は複雑になりやすいため、TO初心者は推測で処理せず、審判とTO主任に確認してください。5個目のファウルを記録した時点で、審判へ正確に伝えることが何より大切です。

5個目のファウルが起きたときの流れ

  1. 審判がファウルを宣する
  2. TOが該当プレーヤーの個人ファウル数を確認する
  3. 5個目であることをスコアラーが審判に伝える
  4. 審判がそのプレーヤーに5個目であることを伝える
  5. プレーヤーは交代し、以後その試合には出場できない
  6. 必要な交代を確認してゲームを再開する

関連する交代の規定では、5個のファウルを宣せられたプレーヤーの交代は直ちに行うものとされています。大会やTO運用によって伝達方法が異なる場合があるため、不明な場合はTO主任や審判の指示に従いましょう。

個人ファウルとチームファウルの違い

個人ファウルは、「どのプレーヤーに記録されたか」を見るものです。一方、チームファウルは「そのクォーターでチームに記録されたファウル数」を見るものです。

5ファウル退場に関係するのは、個人ファウルです。チームファウルは、チームファウルのペナルティシチュエーションやフリースローの処置に関係します。第41条で詳しく扱います。

TO初心者は、個人ファウル欄とチームファウル欄を混同しないことが大切です。「チームファウルが5個だから誰かが退場」ではありません。

ミニバス現場でよくある勘違い

勘違い1:5ファウル退場は悪いことをした退場

5ファウル退場は、個人ファウルが5個になったことによる出場不可です。ディスクォリファイングファウルのような重大行為とは意味が違います。

勘違い2:チームファウルが5個になったら選手が退場する

退場に関係するのは個人ファウル5個です。チームファウルは、主にフリースローの処置に関係します。

勘違い3:5個目でもそのまま出られる

5個のファウルを宣せられたプレーヤーは、その試合には戻れません。速やかな交代が必要です。

勘違い4:TOが勝手に退場を決める

TOは記録と伝達を行います。最終的な伝達やゲーム再開は、審判の指示に従います。

審判初心者が見るポイント

  • ファウルを宣したプレーヤー番号を正確にTOへ伝える
  • 5個目であることをTOから伝えられたら、当該プレーヤーへ分かりやすく伝える
  • 交代が完了しているか確認する
  • 5ファウル退場とディスクォリファイングファウルを混同しない
  • 再開方法をTOと共有する
  • 子どもに対して責める言い方ではなく、落ち着いて伝える

TO初心者が見るポイント

  • 個人ファウルを正確に記録する
  • ファウルしたプレーヤー番号を必ず確認する
  • 5個目になったら審判へ伝える
  • チームファウルと個人ファウルを混同しない
  • テクニカルファウル、アンスポーツマンライクファウルなど、記録方法に注意する
  • 交代が行われたか確認する
  • 分からない場合は、スコアラー、TO主任、審判に確認する

指導者・保護者が知っておきたいこと

5ファウル退場は、子どもを責めるためのものではなく、ルール上その試合に戻れない扱いです。

ファウルが増えた選手には、守り方や手の使い方を落ち着いて伝えましょう。たとえば、「手で止めない」「遅れて体を入れない」「抜かれたら追いかける」など、次のプレーにつながる言葉が有効です。

保護者は、個人ファウルとチームファウルの違いを知っておくと観戦しやすくなります。指導者は、ファウルトラブルの選手をどう交代させるか、試合運びの中で考える必要があります。

インタープリテーション解説|5ファウル退場で迷いやすい場面

【インタープリテーション解説】
2026競技規則のインタープリテーションでは、第40条そのものに直接対応するまとまった事例は確認できませんでした。

ただし、訂正のできる誤りの項目では、誤って別のプレーヤーにファウルが記録され、その結果として意図せず5個のファウルを宣せられた扱いになった場合の訂正に関する考え方が示されています。

初心者向けには、ここから「ファウルを誰に記録するかは非常に重要」「間違いに気づいたときは勝手に直さず、審判と確認する」と理解するとよいです。第40条本文に基づいて、まずは個人ファウルが5個になったときの扱いとTOの伝達を確実に押さえましょう。

よくある質問

Q. ミニバスでも5ファウル退場はありますか?

A. はい。プレーヤーが5個のファウルを宣せられた場合、その試合には戻れません。

Q. 5ファウル退場はディスクォリファイングファウルと同じですか?

A. 違います。5ファウル退場は個人ファウル数が5個になったことによる出場不可で、ディスクォリファイングファウルは重大な行為による失格・退場です。

Q. チームファウルが5個になったら、そのチームの誰かが退場しますか?

A. いいえ。退場に関係するのは個人ファウル5個です。チームファウルはフリースローの処置に関係します。

Q. TOは5個目をどうすればよいですか?

A. 該当プレーヤーの個人ファウルが5個目になったら、審判に分かるように伝えます。伝達方法は大会やTO主任の指示に従ってください。

Q. 5個目のファウルをした選手はすぐ交代ですか?

A. はい。5個のファウルを宣せられたプレーヤーはゲームから退き、その試合には戻れません。交代の流れは審判の指示に従います。

まとめ

  • 第40条は、5個のファウルを宣せられたプレーヤーの扱いを定めた条文
  • 個人ファウルが5個になったプレーヤーは、その試合に戻れない
  • 一般的に「5ファウル退場」と呼ばれる
  • 5ファウル退場とディスクォリファイングファウルは意味が違う
  • 個人ファウルとチームファウルも区別する必要がある
  • TO初心者は、個人ファウル数を正確に記録し、5個目を審判へ伝えることが大切
  • 指導者や保護者は、子どもを責めず、次の守り方につなげる視点で理解するとよい

2026年競技規則の各条文をまとめて確認したい方は、2026バスケットボール競技規則をミニバス向けに解説|第1条〜第50条まとめをご覧ください。

タイトルとURLをコピーしました