※本記事には広告・アフィリエイトリンクを含む場合があります。
※本記事は、JBA-TO_manual、U12_TO-Manual_handbook_20260406、U12_TO-Supporter_manual_20260401、および2026競技規則を参考に、保護者・初心者TO向けに分かりやすく
ポゼッションアローによる再開はスローインで行われます。スローインの基本はこちらの記事で解説しています。
▶ ミニバスのスローインとは?5秒ルール・入れる場所・よくある勘違いを保護者向けに解説
ヘルドボールになったときは、ポゼッションアローの向きに従ってスローインで再開します。ヘルドボールの基本はこちらの記事で解説しています。
▶ ミニバスのヘルドボールとは?ポゼッションアローとの関係を保護者向けに解説
まとめたものです。※大会や地域によって運用が異なる場合があります。実際の試合では、大会要項・TO主任・審判責任者の指示を確認してください。
- はじめに|「アローって、いつ向きを変えるの?」と迷ったことはありませんか?
- 1. ポゼッションアローとは?
- 2. アローは「攻める方向」を示す
- 3. 試合開始直後は、まだアローを決めない
- 4. ボールを「触っただけ」ではアローを決めない
- 5. ジャンプボールシチュエーションとは?
- 6. アローを変えるタイミングは「スローインされたボールに触れたとき」
- ポゼッションアローを変えるタイミング
- 7. アローを変える具体的な流れ
- 8. アローをすぐ変える例外|スローインするチームがバイオレーションしたとき
- 9. アローを変えない場面|スローイン前やスローイン中のファウル
- 10. 前半終了時はアローを変える
- 11. 第2Q・第3Q・第4Qの始まりもアローを見る
- 12. アローを高く持ち上げる必要はない
- 13. TOサポーターが見るべきポイント
- TO初心者が間違えやすいアローの向き
- 14. よくあるミスと対策
- 15. 初心者向けの覚え方
- まとめ|ポゼッションアローは「触れたら反転」が基本
- ポゼッションアロー担当・TOサポーターが準備しておくと便利なもの
はじめに|「アローって、いつ向きを変えるの?」と迷ったことはありませんか?
ミニバスのTOで、初心者が意外と迷いやすいのがポゼッションアローです。
保護者や子どもたちからも、よくこんな声を聞きます。
「アローってどっちに向けるの?」
「ジャンプボールのあと、いつ向きを決めるの?」
「ヘルドボールになったらすぐ変えるの?」
「スローインの前?後?」
「前半が終わったら向きを変えるの?」
「アローを高く持ち上げて審判に見せるの?」
ポゼッションアローは、慣れると難しくありません。
ただし、向きを変えるタイミングを間違えると、次にどちらのボールで再開するかが変わってしまうため、とても大切です。
この記事では、ミニバスTOで必要なポゼッションアローの基本を、保護者・初心者TO向けにやさしく解説します。
ミニバスTOでの交代・タイムアウトの基本はこちらの記事も参考にしてください。
▶ ミニバスのTOで交代・タイムアウトを間違えないための基本|一般ルールとの違いと保護者サポートの注意点
1. ポゼッションアローとは?
ポゼッションアローとは、簡単に言うと、
次にジャンプボールシチュエーションが起きたとき、どちらのチームがスローインできるかを示す矢印
です。
正式には、オルタネイティングポゼッションアローといいます。
JBA-TOマニュアルでは、オルタネイティングポゼッションとは、ゲーム中にジャンプボールシチュエーションになったとき、両チームが交互にスローインをしてボールをライブにするゲーム再開の方法と説明されています。
保護者向けに言うと、
ジャンプボールの代わりに、交互にスローインするための順番表示
です。
昔のように、ヘルドボールのたびに毎回ジャンプボールをするのではなく、アローの向きで次のスローインのチームを決めます。
2. アローは「攻める方向」を示す
ここが最初に混乱しやすいところです。
ポゼッションアローは、単にチーム名を指すものではなく、
次にオルタネイティングポゼッションでスローインするチームが攻める方向
を示します。
たとえば、白チームが次にアローの権利を持っているなら、白チームが攻めるバスケットの方向にアローを向けます。
2026競技規則では、オルタネイティングポゼッションによって次にスローインの権利を与えられるチームは、アローが相手チームのバスケットを向いていることで示されるとされています。つまり、実際には「そのチームが攻める方向」にアローが向くという理解でよいです。
初心者向けには、
アローは「次に出すチームが攻める方向」
と覚えると分かりやすいです。
3. 試合開始直後は、まだアローを決めない
試合開始はジャンプボールで始まります。
このとき、ジャンプボールのボールが上がった瞬間にアローを決めるわけではありません。
大切なのは、
どちらのチームが最初にボールをコントロールしたか
です。
JBA-TOマニュアルでは、ジャンプボールのあと、コート上でライブのボールのコントロールを得られなかったチームが、最初のオルタネイティングポゼッションの権利を得るとされています。たとえば、ゲーム開始のジャンプボール後にチームAがボールをコントロールした場合、アローはチームBがショットするバスケットの方向に向けられます。
保護者向けの覚え方
最初にボールを取ったチームの逆向きにアロー
です。
たとえば、
- 白が最初にボールをコントロールした
- 次のジャンプボールシチュエーションは赤のボール
- だからアローは赤が攻める方向へ向ける
ということです。
4. ボールを「触っただけ」ではアローを決めない
ジャンプボールのあと、選手がボールをはじいただけでは、まだボールコントロールとは言えません。
ボールをしっかり持った、またはドリブルを始めたなど、どちらかのチームが明らかにコントロールしたときにアローを決めます。
2026競技規則でも、ゲーム開始のジャンプボールのあと、最初のライブのボールのチームコントロールを得られなかったチームが、最初のオルタネイティングポゼッションのスローインの権利を得るとされています。
初心者TOは、ジャンプボールの直後に焦らず、
どっちがちゃんとボールを持った?
を見ましょう。
5. ジャンプボールシチュエーションとは?
ポゼッションアローが関係するのは、ジャンプボールシチュエーションになったときです。
代表的なのは、次のような場面です。
- ヘルドボールになったとき
- ボールがリングとバックボードの間に挟まったとき
- どちらのチームのボールか判断できない場面
- 第2Q、第3Q、第4Q、OTの開始時
- 特定の場面でオルタネイティングポゼッションで再開するとき
2026競技規則でも、オルタネイティングポゼッションはゲーム中にジャンプボールシチュエーションになったときに、両チームが交互にスローインして再開する方法とされています。
保護者向けに言うと、
どちらのボールで始めるかを、アローで順番に決める場面
です。
6. アローを変えるタイミングは「スローインされたボールに触れたとき」
ここが一番大事です。
ジャンプボールシチュエーションになった瞬間に、アローを変えるわけではありません。
基本は、
オルタネイティングポゼッションによるスローインのあと、ボールがコート上のプレーヤーに正当に触れたとき
にアローを変えます。
JBA-TOマニュアルでは、スコアラーはジャンプボールシチュエーションによるスローインのあと、ボールがコート上のプレーヤーに正当に触れたときにアローの向きを変えるとされています。
U12_TOマニュアルでも、ジャンプボールシチュエーションが宣せられたら、スコアラーはアローに手を添えて反転の準備をし、スローインのボールがコート上のプレーヤーに触れたときにアローを反転すると説明されています。
覚え方
ヘルドボールで止まったら、まだ変えない。
スローインされたボールに触れたら、変える。
これが基本です。
ポゼッションアローを変えるタイミング
ポゼッションアローは、ボールを投げ入れた瞬間ではなく、スローインが正しく終わったあとに向きを変えます。
保護者やTO初心者が迷いやすいのは、「審判がヘルドボールを宣した瞬間に変えるのか」「スローインする前に変えるのか」「スローインが終わってから変えるのか」という点です。
基本的には、アローによるスローインが行われ、そのスローインが成立したあとに、次の相手チームの向きへアローを変えると考えると分かりやすいです。
7. アローを変える具体的な流れ
たとえば、白チームがアローの権利を持っているとします。
- ヘルドボールが起きる
- 審判がジャンプボールシチュエーションを示す
- アローが白の攻める方向を向いている
- 白チームのスローインで再開
- スローインされたボールにコート上の選手が触れる
- スコアラーがアローを赤の攻める方向へ変える
この流れです。
U12_TOマニュアルでは、ジャンプボールシチュエーションが宣せられたらアローに手を置いて反転の準備をし、スローインされたボールにプレーヤーが触れたら、アローの向きを変えてコールすると説明されています。アシスタントスコアラーは反転を確認してOKを返します。
8. アローをすぐ変える例外|スローインするチームがバイオレーションしたとき
基本は「スローインされたボールに触れたとき」に反転です。
ただし、スローインするチームがスローイン中にバイオレーションをした場合は、そのチームはオルタネイティングポゼッションのスローインの権利を失います。
JBA-TOマニュアルでは、オルタネイティングポゼッションのスローインの間に、そのチームがバイオレーションを宣せられたとき、そのチームはスローインの権利を失い、アローの向きは速やかに変えられるとされています。
例
- 白チームがアローの権利でスローイン
- しかし、白チームが5秒バイオレーション
- 白チームはアローの権利を使った扱いになる
- アローは赤の方向に変える
- 赤チームのスローインで再開
つまり、
スローインしたチームがバイオレーションしたら、アローは変える
と覚えると良いです。
9. アローを変えない場面|スローイン前やスローイン中のファウル
逆に、アローを変えてはいけない場面もあります。
JBA-TOマニュアルでは、第1Q以外のクォーターやOTの開始前、またはオルタネイティングポゼッションのスローインの間にどちらかのチームのファウルが起きた場合、そのオルタネイティングポゼッションの権利は取り消されず、アローの向きは変わらないとされています。
保護者向けに言うと、
スローインの権利を使い切る前にファウルが起きた場合は、原則アローはそのまま
です。
ここは初心者が間違えやすいです。
覚え方
バイオレーションなら変える。
ファウルなら、基本は変えない。
ただし、実際の処置は審判の指示に従いましょう。
10. 前半終了時はアローを変える
ここもミニバスTOでとても大切です。
前半が終わったとき、スコアラーはアローの向きを速やかに変える必要があります。
JBA-TOマニュアルでは、スコアラーは前半が終了したときに速やかにオルタネイティングポゼッションアローの向きを変え、審判とコミッショナーに知らせるとされています。
U12_TOマニュアルでも、ハーフタイムに入ったときは、アローの向きを変えたことを審判、TO主任、TOサポーター、両チームのマネージャーと共有すると説明されています。
なぜ前半終了時に変えるの?
後半は攻める方向が変わるためです。
チームの攻めるバスケットが入れ替わるので、同じチームが次の権利を持っていても、アローの向きは逆になります。
保護者向けには、
後半は攻める方向が変わるから、ハーフタイムでアローも反対にする
と覚えると分かりやすいです。
11. 第2Q・第3Q・第4Qの始まりもアローを見る
第2Q、第3Q、第4Q、OTは、アローによるスローインで始まります。
2026競技規則では、それぞれのクォーターやオーバータイムの終了時点で次のオルタネイティングポゼッションの権利を持つチームが、スコアラーズテーブルの反対側のセンターライン延長線上からのスローインで、次のクォーターやオーバータイムを始めるとされています。
U12_TOマニュアルでも、ジャンプボールシチュエーションには、第2〜第4QとOTの最初のスローイン前も含むと説明されています。
つまり、
2Q以降の始まりも、アローの順番で始まる
ということです。
12. アローを高く持ち上げる必要はない
U12のTOでよくあるのが、アローを審判に見せようとして高く持ち上げてしまうことです。
しかし、U12_TOマニュアルでは、アローを高く持ち上げて審判に示す必要はないとされています。
TOサポーターマニュアルでも、ジャンプボールシチュエーションになったら反転準備のためにアローに手を置き、スローインされたボールがコート内のプレーヤーに正当に触れたらアローを反転すること、そしてアローは高く持ち上げないことが示されています。
保護者向けに言うと、
アローは持ち上げてアピールしない。
反転の準備をして、正しいタイミングで向きを変える。
です。
13. TOサポーターが見るべきポイント
U12では、子どもたちがアローを担当することがあります。
TOサポーターは、後ろから見守りながら、正しいタイミングでできているか確認します。
TOサポーターの確認ポイント
□ 試合開始後、最初にボールコントロールしたチームを確認したか
□ アローを「次に権利を持つチームの攻める方向」に向けたか
□ ジャンプボールシチュエーションでアローに手を置いたか
□ スローインされたボールがコート上の選手に触れてから反転したか
□ スローイン前に焦って反転していないか
□ スローイン中のバイオレーションでは反転できているか
□ スローイン前・スローイン中のファウルで誤って反転していないか
□ 前半終了時にアローを反対向きにしたか
□ 後半最初のスローインのチームを確認したか
□ アローを高く持ち上げていないか
TOサポーターマニュアルでは、スコアラーのチェックポイントとして、ジャンプボールシチュエーションのときにアローの反転を正しく行っているか、スローインされたボールが正当に触れたら反転しているかを確認することが示されています。
ミニバスのスコアシートの書き方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ ミニバスのスコアシートの書き方|一般との違いを保護者・初心者TO向けにやさしく解説
TO初心者が間違えやすいアローの向き
TO初心者が間違えやすいのは、アローの向きを早く変えすぎることです。
たとえば、ヘルドボールになった時点であわてて向きを変えてしまうと、実際にスローインが終わったあとにどちら向きだったか分からなくなることがあります。
迷ったときは、審判やTO主任に確認しながら、スローインが終わったあとに向きを変えるように意識しましょう。
14. よくあるミスと対策
ミス1:ヘルドボールになった瞬間にアローを変えてしまう
正しくは、スローインされたボールにコート上の選手が触れたときです。
対策:
アローに手を置いて準備するだけ。触れるまでは変えない。
ミス2:試合開始のジャンプボールで、触っただけでアローを決めてしまう
正しくは、どちらかがボールをコントロールしてからです。
対策:
「どっちが持った?」を確認してからアローを向ける。
ミス3:前半終了時にアローを変え忘れる
後半は攻める方向が変わるので、ハーフタイムでアローを反対にします。
対策:
前半終了時の確認項目に「アロー反転」を入れる。
ミス4:アローを高く持ち上げてしまう
審判に見せようとして持ち上げる必要はありません。
対策:
アローはテーブル上で向きを正しく示す。
ミス5:バイオレーションとファウルを混同する
オルタネイティングポゼッションのスローインで、スローインするチームがバイオレーションした場合はアローを変えます。
一方、スローイン前やスローイン中にファウルが起きた場合は、基本的にアローは変えません。
対策:
「バイオレーションは変える、ファウルは変えない」と覚える。
15. 初心者向けの覚え方
ポゼッションアローは、最初はこの5つだけ覚えればかなり楽になります。
① アローは「次に出すチームが攻める方向」
② 試合開始後、最初にボールを取ったチームの逆向き
③ ヘルドボールの瞬間ではなく、スローイン後に触れたら反転
④ 前半終了時は、後半に向けてアローを反対にする
⑤ アローは高く持ち上げない
これだけでも、初心者TOは落ち着いて対応できます。
まとめ|ポゼッションアローは「触れたら反転」が基本
ミニバスTOのポゼッションアローは、慣れるまでは少し分かりにくいです。
でも、ポイントを整理すれば難しくありません。
大切なのは次の通りです。
- ポゼッションアローは、次のジャンプボールシチュエーションでスローインするチームを示す
- アローは「次に出すチームが攻める方向」に向ける
- 試合開始直後は、最初にボールコントロールしたチームの逆向きにする
- ヘルドボールになった瞬間には、まだ反転しない
- オルタネイティングポゼッションのスローイン後、ボールがコート上の選手に正当に触れたら反転する
- スローインするチームがバイオレーションした場合は反転する
- スローイン前やスローイン中のファウルでは、基本的に反転しない
- 前半終了時は、後半に向けてアローを反対にする
- アローは高く持ち上げる必要はない
- TOサポーターは、子どもが正しいタイミングで反転できるように後ろから確認する
保護者向けに一言でまとめるなら、
アローは、ヘルドボールで止まった瞬間ではなく、スローインされたボールに触れたら反転。
です。
ポゼッションアローは小さな道具ですが、試合の再開に関わる大切な役割があります。
子どもたちが落ち着いてTOをできるように、保護者やコーチも基本を理解してサポートしていきましょう。
ボールが外に出たときの考え方や、最後に触ったチームの判断はこちらで解説しています。
▶ ミニバスのアウトオブバウンズとは?どっちのボールか・スローイン再開を保護者向けに解説
スローイン時の5秒ルールや、ボールを持って守られたときの5秒の考え方はこちらで解説しています。
▶ ミニバスの5秒ルールとは?スローイン・守られたとき・フリースローを保護者向けに解説
ショットクロックの24秒・14秒リセットや、一般とU12の違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
▶ ミニバスTOのショットクロック操作|24秒・14秒リセットを初心者向けにやさしく解説
TO初心者の方は、ポゼッションアローだけでなく、スコアシート・時計・ファウル記録の基本もあわせて確認しておくと安心です。
▶ ミニバスTO初心者が最初に覚えること|スコアシート・時計・ファウルの基本を保護者向けに解説
ポゼッションアロー担当・TOサポーターが準備しておくと便利なもの
- U12 TOマニュアル
- TOサポーターマニュアル
- ポゼッションアロー
- メモ用紙
- ペン
- チェックリスト
- 大会要項
特に、ハーフタイムやクォーター開始前はバタバタしやすいので、
**「アローの向き確認」**をTOチェックリストに入れておくと安心です。
TO担当者やTOサポーターが準備しておくと安心な持ち物は、こちらの記事でチェックできます。

コメント