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ミニバスのフリースローは、ファウルの種類・シュート動作中か・得点したか・チームファウルの状況で本数が決まります。フリースローが1本成功すると1点です。本数と、その後どちらのボールで再開するかを分けて見ると整理しやすくなります。
この記事は2026ミニバスケットボール競技規則による通常のミニバスを扱います。3ポイントを採用する大会の特別ルールや、2027年規則を指定する大会では、その大会の要項を確認してください。
最初に確認|フリースローの本数と再開方法
下の表は、ほかの罰則が重なっていない場面の基本です。Pはパーソナルファウル、Tはテクニカル、Uはアンスポーツマンライクファウルを表します。
| ファウルの場面 | 本数・得点 | フリースロー後の基本 |
|---|---|---|
| シュート動作中のP・シュート不成功 | 2本 | 最後が成功なら相手のエンドラインスローイン。不成功でリングに触れればリバウンド |
| シュート動作中のP・シュート成功 | 得点を認め、追加1本 | 上と同じ |
| チーム4個記録後、シュート中でない相手への対象となるP | 2本 | 上と同じ。チームコントロールファウルなどを除く |
| T | 相手チームに1本 | 中断時の権利・状況から再開。1本を打っただけで攻撃権は移らない |
| U | シュート成功なら得点+1本、それ以外は2本 | ファウルされたチームが、テーブル反対側のセンターライン延長上からスローイン |
| スローインファウル | ファウルされた選手に1本 | ファウル地点に最も近い場所から、そのチームのスローイン |
DQ(ディスクォリファイングファウル)にも独自の処置があります。接触のないDQは2本、接触のあるDQではシュート成功なら得点+1本、それ以外は2本が基本です。フリースロー後はセンターライン延長上からのスローインで、第1クォーター開始時はジャンプボールです。対象者・記録先などはアンスポとDQの解説をご覧ください。
マンツーマンペナルティによる1本と、その後のスローインも通常のPとは別の処置です。マンツーマン・黄色旗・赤旗の解説で確認できます。複数の罰則がある場合は第42条の相殺や順序の確認が必要で、上の表だけでは処理できません。
シュート中のファウル|成功なら追加1本、不成功なら2本
シュート動作中に相手からパーソナルファウルを受け、そのシュートが成功すれば得点と追加1本、不成功なら2本です。通常のミニバスではスリーポイントゴールエリアの規定を適用しないため、遠くから打ったことだけで3本にはなりません。
「ゴールの近くにいた」「シュートしようと思っていた」だけで動作中とは決まりません。第15条の条件で判断します。また、ファウルを受けた後にパスを出すなど、シュート動作が続いていない場合は処置が変わります。成功したように見えるボールでも、トラベリングなどがあれば得点を認めない場合があります。審判の得点と本数の合図を確認しましょう。
チームファウルは4個記録後、5個目以降が対象
同じクォーターでチームファウルが4個記録された後はペナルティシチュエーションです。その後、シュート動作中ではない相手に対象となるPをした場合、通常のスローインに代えて2本を与えます。4個目のファウルそのものから2本になるという意味ではありません。
ライブのボールをコントロールしているチーム、またはボールを与えられることになっていたチームの選手が起こしたPでは、この罰則によるフリースローを行わず、相手のスローインになります。たとえば、パスが空中にある間にパスを出した側の選手が相手を押した場合、チームコントロールが続いていればこの扱いです。
チームファウルにはコート上の選手のP・T・U・DQを数えます。ベンチメンバーのテクニカルはチームファウルに数えません。インターバル中のチームファウルは次のクォーターへ、オーバータイムの分は第4クォーターの続きとして扱います。個人5ファウルとの違いはファウル数と交代の記事で整理しています。
第4クォーター・延長の残り2分のスローインファウル
第4クォーターや各オーバータイムで、時計が2:00以下を示し、スローインのボールがまだ審判またはスローインする選手の手にある間に、コート上の守備側が相手選手へ起こすPがスローインファウルです。
この場合はチームがペナルティシチュエーションかどうかに関係なく、ファウルされた選手へ1本のみを与え、そのチームがファウル地点に近い場所からスローインします。ボールが手から離れた後の通常の接触や、U・DQに該当する接触と混同せず、審判の報告を確認します。
誰がフリースローを打つ?
| 状況 | シューター |
|---|---|
| P・U・接触を伴うDQ | 原則としてファウルされた選手 |
| その選手の通常の交代が請求されている | フリースローを打ってから交代する |
| 負傷・5ファウル・失格退場でプレーを離れる必要がある | その選手と交代した選手。交代できる選手がいなければヘッドコーチの指定する選手 |
| T・接触を伴わないDQ | フリースローを与えられるチームのヘッドコーチが指定する選手 |
通常の交代と、プレーを続けられず交代しなければならない場合を分けて考えます。負傷時は負傷・手当て・交代のルールも確認してください。
5秒・ライン・立ち位置|動ける時機は選手ごとに違う
| 選手の位置 | 守る条件 |
|---|---|
| シューター | ラインの後ろ・半円内から、審判にボールを与えられて5秒以内に放す。途中で打つふりをして意図的にやめない |
| シューターの足 | ボールがリングに触れるかバスケットに入るまで、フリースローラインや制限区域内の床に触れない |
| レーンのリバウンド位置の選手 | ボールがシューターの手から離れる前に制限区域・ニュートラルゾーンへ入ったり、その位置を離れたりしない |
| リバウンド位置を占めない選手 | フリースローライン延長上から1.80m以上後方で、フリースローが終わるまで待つ |
| あとに別のFTセット、または決められたスローインが続く場合 | シューター以外は、同じ1.80m以上後方で待つ。リバウンド位置に並ばない |
ミニバスでは「3ポイントラインの外へ下がる」という一般競技の説明をそのまま使いません。手離れで動けるレーンの選手と、リング接触・ゴールまでラインに触れられないシューターの条件を分けましょう。
フリースロー中のバイオレーションと処置
以下はフリースロー中の位置・動作のバイオレーションの基本です。「シューター」「味方」「相手」の各行は、その側だけが違反した場合です。両チームに違反がある場合は、下の両チームの行を確認します。押すなどのファウルやゴールテンディングには別の処置があります。
| 誰の違反か | フリースロー成功 | フリースロー不成功 |
|---|---|---|
| シューター | 得点を認めない。後続のFT・決められたスローインがなければ、相手にFTライン延長上からのスローイン | 最後のFTなら、決められたスローインがない場合は相手にFTライン延長上からのスローイン |
| シューターの味方 | 得点を認め、違反をなかったものとする | 最後のFTなら、決められたスローインがない場合は相手にFTライン延長上からのスローイン |
| シューターの相手 | 得点を認め、違反をなかったものとする | やり直しのフリースロー |
| 両チーム(シューター以外) | 得点を認め、違反をなかったものとする | 最後のFTならジャンプボールシチュエーション |
| シューターと、その相手チームの選手 | シューターの違反により得点を認めない。後続のFT・決められたスローインがなければ、相手にFTライン延長上からのスローイン | 最後のFTならジャンプボールシチュエーション。シューターも両チームの違反に含める |
例えば、最後のフリースローで守備側がボールの手離れ前に制限区域へ入り、その投球がリングに触れなかった場合、守備側とシューターの両方の違反です。JBA公式解説43-4ではジャンプボールシチュエーションとされ、ポゼッションアローによるスローインで再開します。「守備側の早入りだから必ずやり直し」とはしません。
シューター自身の違反で成功した場合は、同時にほかの選手の違反があっても得点を認めません。あとにフリースローやスローインが続く場合は、その処置を審判へ確認します。違反を見たことだけで、TOが自動的に1本追加したり攻撃権を変えたりしないようにします。
最後の1本のあと|リバウンド・スローイン・時計
| 最後のFTの場面 | 再開と時計 |
|---|---|
| 通常のFTが成功 | 得点されたチームがエンドラインの任意の位置からスローイン。コート上の最初の正当な触球で時計を始める |
| 通常のFTが外れ、リングに触れてプレーが続く | リバウンド。コート上の選手がボールに触れた瞬間に時計を始める |
| あとにスローインが決められているFT | 成功・不成功でボールの権利を変えず、指定された場所・チームのスローインから再開 |
| TのFT | 中断時の権利から再開。どちらにもコントロール・ボールの権利がない状況では、ジャンプボールシチュエーションなどを審判へ確認する |
FTの手離れやリングに当たった瞬間だけではゲームクロックを動かしません。最後のFTがリングに触れた後、選手が正当に触れてボールが入った場合は、FTそのものの1点ではなく2点になります。得点入力は審判の判定とプレーを確認します。
TOが確認する順番とショットクロック
①ファウルの種類と選手番号、②記録・チームファウル数、③シューターと本数、④成功時の得点、⑤最後のFT後の権利と再開位置を確認します。時計はまず止め、審判の報告を聞いてから処置します。
| 場面 | U12のショットクロックの基本 |
|---|---|
| 通常のPのFT(後続のFTセット・スローインなし) | FT中は非表示。最後が成功なら24秒。不成功でリングに触れ、攻撃側が取れば14秒、守備側が取れば24秒 |
| スローインファウル・U・DQ・マンツーマンペナルティのFT | 24秒にリセットし、FT中は非表示 |
| ボールをコントロールする側のT | 残り時間を継続し、その残り秒数を表示してFTを行う |
| 守備側のT | 24秒にリセットし、FT中は非表示 |
具体的なスローインの計測開始と例外はショットクロックの記事、得点・ファウルの記録はスコアシートの書き方で確認できます。複数の罰則が続く場合は、表の操作を機械的に当てはめず審判の伝達を優先します。
保護者は集中を妨げず、試合後に振り返る
フリースロー中は観客席から打ち方の指示や結果を責める声を送らず、集中できる環境を守りましょう。試合後に「どんな気持ちで打った?」「次はいつものリズムで打てるといいね」と短く話す方法があります。練習でのフォームやルーティンはコーチと確認します。
公式資料と関連記事
根拠は、JBA U12カテゴリー資料ページに掲載の2026ミニバスケットボール競技規則第15・16・34・36〜38・41〜43・49条、2026バスケットボール競技規則・公式解説43-3・43-4と、U12 TOマニュアル ハンドブック(2026年4月6日版)です。比較表と場面例は当サイトによる説明です。
関連する手続きは、スローイン、タイムアウト、ミニバスの3ポイントと大会特別ルールでも確認できます。

