2026年ミニバスケットボール競技規則の第2条は、コートの広さ、ライン、制限区域、ベンチエリアなどを定めています。観戦や審判の確認で特に大切なのは、境界線はコートに含まれず、制限区域を囲む線はエンドラインを除いて区域に含まれるという違いです。
この記事では、コートの規格と、試合中に線を見るポイントを整理します。アウトオブバウンズや3秒の判定条件は、それぞれの条文と合わせて確認してください。
最初に確認|境界線と制限区域の線は扱いが違う
| 線・エリア | 2026年ミニバスでの扱い | 観戦・確認のポイント |
|---|---|---|
| サイドライン・エンドライン | コートに含まれない | ボールが線に触れたか、選手が線を踏んでボールに触れたかを見る |
| 制限区域を囲む線 | エンドラインを除き、制限区域に含まれる | 区域の線上に足が残っていれば、区域から完全に出たとはいえない |
| センターライン | 一般競技のバックコート規定を適用しない | ミニバスでは第28条の8秒、第30条のバックコートの規定も適用しない |
| 3ポイントライン | 通常のミニバスではスリーポイントゴールエリアを適用しない | 線が描かれていることと、大会で3ポイントを採用していることを分けて確認する |
コートの大きさと寸法の測り方
コートは障害物のない、水平で硬い表面とされます。大きさは境界線の内側から測ります。2026年ミニバス規則では縦22〜28m、横12〜15mで、大会主催者の考えによりコート規格を変更できる補足があります。
| 確認する部分 | ミニバス規則の寸法・基準 |
|---|---|
| コート | 縦22〜28m、横12〜15m。境界線の内側から測る |
| ラインの幅・色 | 幅5cm。白またはコート等と区別しやすい1色で、はっきり見えるように描く |
| センターライン | 両サイドラインの中央を結び、外側へ15cm延長する |
| センターサークル | 円周の外側まで半径1.80m |
| フリースローライン | バックボード表面の真下の地点から、ラインの遠い側の縁まで4.00m |
体育館に複数の競技の線がある場合は、使う線の色、フリースローの位置、制限区域の形を試合前に確認します。会場側の線と大会で使う線が分かりにくいときは、主催者や審判へ確認してください。
サイドライン・エンドラインでアウトになる例
サイドラインはコートの長い辺、エンドラインは短い辺の境界線です。第23条では、ボールが境界線やその外の床に触れたとき、またはアウトオブバウンズになっている選手などに触れたときに、ボールがアウトオブバウンズになります。
- ドリブルしたボールがサイドライン上の床に当たった:ボールはアウトオブバウンズになる
- ボールを持った選手がエンドラインを踏んだ:境界線に触れた選手がボールに触れているため、ボールはアウトオブバウンズになる
- ボールが空中でサイドラインの外側へ出たが、境界線や外の床、外にいる選手などへ触れずにコートへ戻った:空中で外側を通っただけでは、ボールのアウトオブバウンズとはならない
ボールを持っていない選手が線を踏んだことだけで、直ちに相手ボールのスローインになるわけではありません。その選手がアウトオブバウンズの状態でボールに触れたかも確認します。誰のボールで再開するかなどの詳しい扱いは、アウトオブバウンズの判断とスローインのルールを参照してください。
制限区域の線と3秒ルール
制限区域は、ゴール下の長方形または台形のエリアで、ペイントエリアとも呼ばれます。エンドライン以外の、区域を囲む線は制限区域の一部です。線の色が変わっていても、その線上を区域の外として数えることはできません。
第26条では、制限区域から出たことになるには、区域の外のコートへ両足をつける必要があります。例えば、片足だけを区域の外へ出し、もう片方が区域の線上に残っている状態では、完全に出たことにはなりません。
ただし、区域にいる時間だけで3秒を判断することはできません。ミニバスでは、チームがコート内でライブのボールをコントロールし、ゲームクロックが動いている間の攻撃側選手に関係する規定で、ショット中などの例外もあります。詳しい条件はミニバスの3秒ルールで確認してください。
フリースローラインはどこから4m?
ミニバスのフリースローラインは、バックボードの表面を床へ垂直に下ろした地点から、ラインの遠い側の縁まで4.00mです。エンドラインから測る距離や、リングの中心から測る距離と混同しないようにします。
フリースローでは、シューターの位置と、リバウンドに参加する選手の位置を確認します。ラインを踏む・区域へ入るタイミングの詳しい扱いはフリースローのルールで整理しています。一般競技の線もある体育館では、使用する位置を試合前に共有してください。
センターラインと、ミニバスで適用しない規定
センターサークルは第1クォーター開始時のジャンプボールに使います。第1クォーター以外のクォーター開始などでは、センターラインの延長線上から行うスローインにも関係します。再開の手順はジャンプボールとオルタネイティングポゼッションで確認できます。
2026年ミニバス版では、第2条のバックコート・フロントコートの規定、第28条の8秒、第30条のボールをバックコートに返すことの規定を適用しません。例えば、一度センターラインを越えたボールを自チームのゴール側へパスしたことだけで、バックコートバイオレーションとはしません。
第2条のスローインラインとノーチャージセミサークルも適用しません。スローインそのものを行わないという意味や、ゴール下での接触をすべて許すという意味ではありません。再開位置や接触の判定は、それぞれの規則に沿って扱います。よくある混同はミニバスのルールの勘違いでも確認できます。
3ポイントラインがある体育館では?
通常のミニバス規則では、第2条のスリーポイントゴールエリアを適用しません。体育館に3ポイントラインが描かれていても、その外から成功したショットが自動的に3点になるわけではありません。
JBA U12公式サイトは、リング305cm・6号ボール・3ポイントラインの導入について、3月末開催の全国ミニバスケットボール大会の特別ルールと案内しています。通常のミニバスの規則と区別し、参加大会の要項で採用するルールを確認してください。ミニバスの3ポイントの扱い、得点のルールも参考にしてください。
ベンチ・TO席・コート周囲の安全確認
第2条2-5-5では、各チームのベンチエリアに、コーチ、交代要員、5個のファウルを宣せられたチームメンバー、チーム関係者などのための19席を用意します。ベンチへ入る人数・構成の規定と、会場が用意する席数は分けて確認します。
フロアは、コート周囲の障害物からの距離も含む範囲として定められ、ミニバスではフロア寸法を主催者が変更できる補足があります。第2条の補足では、ベンチの席を含む障害物はコートから原則2m以上、ベンチ関係者以外の人はベンチの後ろから原則2m以上離れることが望ましいとされています。
会場では、荷物や椅子がプレーに近づいていないか、TO席の表示が見えるか、選手の動線が確保されているかを確認します。気になる点は大会担当者へ伝えてください。ボールやゴール、時計などの確認は第3条「用具・器具」にまとめています。
試合前に確認する4項目
- 使用するサイドライン・エンドラインの色と、コートの広さ
- 制限区域の形、フリースローで使用するラインと並ぶ位置
- 3ポイントを含む、その大会の適用ルール
- ベンチ・TO席・荷物の位置とコート周囲のスペース
これは観戦・運営のための確認例です。ラインが多い会場では、笛が鳴ったあとに足元、ボールが触れた場所、審判のシグナル、再開位置を順に見ると、どの規定が関係したのか理解しやすくなります。
確認に使う公式資料
- JBA「2026 ミニバスケットボール競技規則」:第2条、関連する第23条・第26条・第28条・第30条を参照
- JBA U12「競技規則・関連規程等」:最新版の規則と、全国大会の特別ルールに関する注記を確認
まとめ
- コートは境界線の内側から測り、通常の規格は縦22〜28m・横12〜15m
- 境界線はコートに含まれず、制限区域の線はエンドラインを除いて区域に含まれる
- ミニバスでは8秒・バックコートの規定を適用しない
- 3ポイントラインの有無と大会での採用を分けて確認する
他の条文を探す場合は、2026年競技規則・第1条〜第50条まとめをご覧ください。

